パソコンのバックアップは何をどこに残すか|名古屋市北区のパソコンショップエムズ
「パソコンを安全に使うための10のこと」の第9回は、バックアップです。ここまでの八つは「入られないようにする」話でしたが、これは「入られても、壊れても、戻せるようにする」話です。守りの最後の一枚で、いちばん効きます。
データが失われる理由は、三つあります
- 機械が壊れる。SSDもハードディスクも消耗品です。前ぶれなく読めなくなることがあります。
- 人が消す。うっかり削除、上書き保存、初期化。実はこれが一番多いです。
- 身代金ウイルスにやられる。ファイルを勝手に暗号化され、戻すのにお金を要求されます。これに対して確実に効く手はバックアップだけです。
当店でもデータの取り出しをお受けしていますが、必ず取り出せるとお約束はできません。状態によって1日で済むこともあれば、2週間ほどかかることもあり、それでも取り出せない場合があります。バックアップがあれば、この不確かさそのものが無くなります。
何を残せばよいか
パソコンの中身を丸ごと考えると手が止まるので、次の四つに絞ってください。
- 写真と動画(ピクチャ・ビデオのフォルダー)
- 書類(ドキュメント、デスクトップに置いたファイル)
- メール(Outlookなどをお使いの場合)
- ブラウザのお気に入り
ソフトそのものは入れ直せます。残すべきなのは、入れ直しのきかないものだけです。
どこに残すか
方法は大きく二つです。外付けのSSDやハードディスクにコピーする方法と、クラウドに置く方法です。どちらが良いということはなく、両方あればより安心です。
外付けを使うときに、ひとつだけ守っていただきたいことがあります。コピーが終わったら、ケーブルを抜いて外しておいてください。つなぎっぱなしだと、身代金ウイルスに感染したときに、バックアップごと巻き込まれます。せっかくの備えが意味を失うのはここです。
クラウドは、置いた時点で自動的に同期されるものが多く、手間がかかりません。ただし、間違えて消したものが向こうでも消えることがあるので、写真のように取り返しのつかないものは外付けにも残す、という使い分けが現実的です。
よくあるご質問
どれくらいの頻度でやればよいですか
「失ったら困る量」で決めてください。毎日写真を撮る方なら週に一度、月に数回パソコンを使う程度なら月に一度で十分です。完璧を目指すより、続く間隔にすることのほうが大事です。
外付けはどれを買えばよいですか
パソコンの中身の容量より大きいものを選べば、まず困りません。接続の形が合うかどうかは機種によるので、迷われたら型番をお知らせください。中古パソコンに、いま使っている周辺機器はそのまま使えるかも参考になります。
ご自分での対処に不安があるときは
どれをどこに残せばよいか分からない、最初の設定だけ手伝ってほしい、というときは、名古屋市北区清水の店頭でご相談いただけます。場所と営業日は店舗案内をご覧ください。お持ち込みが難しい場合は、ご自宅や事務所へうかがうパソコンの出張サポートも行っています。出張料は名古屋市内が税込5,500円、名古屋市に接する市町村が税込11,000円で、作業料金のめやすは出張サポートのページに一覧で出しています。
「毎回呼ぶほどではないけれど、ちょっとしたことを聞ける相手がほしい」という方には、月額のエムズ安心サポート(月額2,200円・税込/1回60分・月3回まで)をご用意しています。ウイルス対策そのものをお探しでしたら、クラウド型のWEBROOT(月額550円・税込)もあります。
読み込めなくなったドライブからのデータ取り出しもお受けしています。セキュリティ全般の考え方と当店での対応はパソコンのセキュリティに、すでに症状が出てしまっている場合はパソコン修理にまとめています。心配なときは、直す前にまずご相談ください。
パソコンを安全に使うための10のこと
店頭でお客様にお伝えしている内容を、10回に分けて書いています。
⑨ バックアップを取る(いまご覧の回)
