中古パソコンのメモリは8GBで足りるのか|16GBが要る人と、あとから増やせるかの見分け方【名古屋市北区・パソコンショップエムズ】
中古パソコンを選ぶときに、CPUと同じくらい聞かれるのが「メモリは8GBで足りますか」という質問です。名古屋市北区のパソコンショップエムズでも、店頭で実機を見ながらこの話になることがよくあります。
結論から書くと、ブラウザとOffice、メール、動画視聴といった使い方なら8GBで足ります。ただし「同時にいくつ開くか」で話が変わります。そしてもうひとつ大事なのが、その個体があとからメモリを増やせるのかどうかです。中古パソコンはここが機種ごとにまったく違い、カタログのスペック表だけでは判断できません。
この記事では、いま使っているパソコンで足りているかの確かめ方、8GBと16GBの選び分け、中古で増設できるかの見分け方、そして増設にかかる日数と料金の考え方までを順番に整理します。
まず、いま足りているかを確かめる
「なんとなく重いからメモリを増やしたい」というご相談は多いのですが、増やしても変わらないことがあります。先に現状を数字で見ておくと、無駄な出費を避けられます。
タスクマネージャーで見る3つの数字
キーボードの Ctrl と Shift と Esc を同時に押すとタスクマネージャーが開きます。左側の「パフォーマンス」を選び、「メモリ」をクリックしてください。見るところは3つです。
- 使用中…いま実際に使われている量。普段の作業をしている状態で、搭載量の8割を超え続けているなら足りていません。
- コミット済み…「8.5/9.2GB」のように二つの数字で出ます。左が右に張り付いているときは、ストレージを仮のメモリとして使っている状態で、動作が目に見えて鈍くなります。
- 速度とスロットの使用…「2/2」なら空きスロットなし、「1/2」なら1本空いています。増設できるかの第一の手がかりです。
普段の作業をしているときに見るのが大切です。何も開いていない状態で見ても、本当に足りているかは分かりません。
「遅い」の原因がメモリでないこともある
そして「遅い」の原因はメモリ不足だけではありません。次のような原因も考えられます。
- ストレージがハードディスク(HDD)のまま。これはメモリを倍にしても体感はほとんど変わらず、SSDへの交換のほうが効きます。
- 起動と同時に立ち上がる常駐ソフトが増えている。
- そもそもCPUの世代が古く、処理能力そのものが足りていない。
容量の考え方については中古パソコンのSSDは256GBで足りるのかでも書いていますが、順番としてはSSDになっているかを先に確認し、そのうえでメモリです。
8GBで足りる人、16GBが要る人
Windows 11 が動く最低条件は4GBですが、それは「起動する」という意味でしかありません。実際に仕事や勉強で使うなら8GBが出発点です。当店が中古パソコンを仕入れるときにメモリ8GB以上しか選んでいないのは、そこに理由があります。
8GBで足りる使い方
- ブラウザのタブが常時5〜10個くらい
- Word・Excel・PowerPoint を1つか2つ開いて作業する
- メール、ネット銀行、年賀状や町内会の名簿づくり
- YouTubeや動画配信サービスを見る
- オンライン会議を、資料を1つ開きながら使う
16GBを選んだほうがいい使い方
- ブラウザのタブを20個以上開いたままにする癖がある
- 行数の多いExcelや、複数のブックを行き来しながらの集計
- オンライン会議と画面共有をしながら、別の資料やブラウザも動かす
- 写真のレタッチ、動画の編集、図面を扱うソフト
- 仮想環境や開発ツールを使う
迷ったときの目安をまとめると、次のようになります。
| 使い方 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| ネット・メール・文書 | 8GB | SSDであれば十分に快適 |
| 学習用・学生の課題 | 8GB | ブラウザとOfficeの同時使用まで |
| 事務所で一日中使う | 8〜16GB | 会計ソフトや業務システムがあれば16GB |
| オンライン会議が多い | 16GB | 画面共有と資料を同時に開くため |
| 写真・動画・図面 | 16GB以上 | 扱うデータの大きさで上を検討 |
なお、同じ16GBでも「8GB×2枚」と「16GB×1枚」では速さがわずかに違います。2枚差しのほうが有利ですが、体感で分かるほどの差ではないことが多いので、先に総容量を決めてから考えれば十分です。
中古パソコンは「あとから増やせるか」が個体で違う
ここが中古パソコンならではの注意点です。新品のカタログを見て「この機種は最大32GB」と書いてあっても、目の前の中古の一台がその構成とは限りません。
スロットと上限の見方
- スロットの本数…デスクトップはたいてい2本以上あり、空きがあればそのまま足せます。ノートパソコンは1本しかない機種、あるいは基板に直付けでスロットが0本の機種があります。
- 薄型・軽量のノートは直付けが多い…持ち運びを重視した薄い機種は、メモリが基板にはんだ付けされていて物理的に増やせません。この場合は「買うときに必要な容量を選ぶ」しかありません。
- 規格が合うか…DDR4とDDR5は形が違い、差し替えはできません。ノート用(SO-DIMM)とデスクトップ用(DIMM)も別物です。
- 機種ごとの上限…16GBまでの機種、32GBまでの機種、64GBまで載る機種があります。上限を超えて差しても認識しません。
つまり中古パソコンでメモリを考えるときは、「増やせる前提で安いものを買う」のが通る個体と、通らない個体があるということです。先に増設できるかを確かめてから、本体の予算を決めるのが失敗の少ない順番です。
エムズが仕入れている中古パソコンの中身
当店はもともと法人向けのOA機器販売が本業で、お客様も会社が多いお店です。そのため、会社が毎日仕事で使って耐えられないような低スペックのパソコンは、そもそも仕入れていません。リユースパソコンの入口の基準は次のとおりです。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| CPU | Core i5 以上のみ |
| 世代 | 第10世代以降が中心(第8世代などは格安でご提供) |
| メモリ | 8GB 以上 |
| ストレージ | SSD 256GB 以上のみ |
| 検品 | 全台を起動し、キーボード・端子まで確認 |
| 在庫 | すべて1点限り |
メモリ8GB以上を下限にしているので、店頭に並んでいる一台をそのまま持ち帰っても、ネットと文書作成で困ることはまずありません。価格帯は44,000円から99,000円、取扱メーカーはDELL・富士通・HP・Panasonic・東芝です。在庫の一覧はオンラインショップでご覧いただけます。
保証は全台1か月で、パソコン代金の5%で1年保証、10%で3年保証を追加できます。通常のご使用の中で機器のトラブルが起きた場合は、無償で修理または交換いたします。
増設にかかる日数と、料金の考え方
メモリ増設は、パソコン修理のメニューの中では短時間で終わる作業です。当店の進め方は「預けっぱなしにしない」形をとっています。
- まず現物をお持ちいただき、スロットの本数と空き、規格、機種の上限を確認します。
- ご希望の部品の在庫があれば、そのまま作業できます。無い場合は取り寄せで1週間程度いただきます。
- 部品が準備できたら、もう一度ご来店いただき、その場で交換します。
仕事や日常で使っているパソコンを長く預けたままにせず、手元に置いておけるのがこの進め方の利点です。
料金はメモリ増設が8,000円〜(税抜)です。実際の金額は機種とメモリの規格、必要な容量で変わりますので、現物を見てからのご案内になります。参考までに、ストレージをSSDに替える場合は20,000円〜(税抜)です。先に書いたとおり、ハードディスクのままのパソコンなら、メモリよりSSD交換のほうが体感は大きく変わります。
なお、持ち込みが難しい場合の出張費は名古屋市内5,000円、愛知県内10,000円(いずれも税抜)です。ただし分解をともなう作業は、工具と部品がそろった店頭のほうが確実です。
よくあるご質問
メモリは自分で増設できますか
デスクトップで空きスロットがあり、規格が分かっているなら、ご自身で作業される方もいらっしゃいます。ノートパソコンは裏板を外す必要があり、ツメを割ってしまうと元に戻せません。規格違いの部品を買ってしまうと返品できないこともあるので、不安があれば現物を持ってご相談ください。
中古パソコンを買うときに、メモリを増やした状態にできますか
在庫は一台ずつ構成が違うため、その個体のスロットの空きと上限をお調べしたうえでのご相談になります。店頭でその場でお答えできない場合は、お預かりして技術者が確認します。
16GBにすれば必ず速くなりますか
いいえ。足りていないときに増やせば効きますが、足りているパソコンを16GBにしても体感はほとんど変わりません。先にタスクマネージャーで現状を見るのが遠回りにならない方法です。
古いパソコンのメモリを増やすか、買い替えるかで迷っています
CPUが第7世代より前で、ストレージもハードディスクのままという組み合わせなら、増設より買い替えのほうが満足度が高いことが多いです。使わなくなった一台はパソコン修理のご相談と合わせて、買取の査定(無料)もお出しできます。査定はその場で現金でのお支払いですが、現金を常に置いているとは限らないため、ご来店の前にご予約をお願いしています。出張での買取は行っておりません。
名古屋市北区の店頭で、現物を見ながら決められます
メモリの話は、スペック表の数字だけ見ていても決まりません。「自分の使い方で足りるのか」と「この一台はあとから増やせるのか」の二つが分かって、はじめて判断できます。どちらも、現物とご予算を前に置いて話すのが一番早いところです。
当店は名古屋市北区清水にある、10坪ほどの街の中古パソコン屋です。在庫はすべて1点限りで、同じ構成の二台目はありません。気になる機種がある場合は、名古屋の中古パソコン販売のページから在庫と店舗のご案内をご覧いただけます。ご来店の前にお知らせいただければ、現物を用意してお待ちしています。
