パスワードの作り方と管理|使い回しをやめるための実践手順
「パスワードを忘れてログインできない」「同じものを何年も使っている」というご相談は、当店でも毎週のようにいただきます。名古屋市北区清水のパソコンショップエムズです。
パスワードは、覚えやすさと安全性がぶつかりやすいところです。ここでは、詳しくない方でも今日から実行できる考え方と手順をまとめます。
強いパスワードは「複雑さ」より「長さ」
記号や数字を混ぜることより、文字数を増やすほうが効果があります。短くて複雑なものより、長くて覚えやすいもののほうが破られにくいためです。
- 12文字以上を目安にする — 8文字では短すぎます。重要なもの(銀行・メール)は16文字を目標にしてください
- 意味のある単語を3〜4つつなぐ — 「あおいやかんと三毛猫2024」のように、自分だけがわかる組み合わせにします
- 名前・誕生日・電話番号を入れない — 家族名やペットの名前も、SNSから推測されます
- 「password」「123456」「qwerty」を含めない — 真っ先に試される並びです
- サイトごとに変える — ここが一番大切です
使い回しが危険なのは、どこか1か所から漏れると、同じ組み合わせで他のサービスも次々に試されるためです。1つの漏えいが全滅につながります。
覚える・書く・ソフトで管理する、それぞれの向き不向き
管理の方法は大きく3つあります。どれが正解ということはなく、使い分けるのが現実的です。
- 頭で覚える — 一番安全ですが、覚えられるのは2〜3個が限界です。パソコンのログインとメールなど、毎日使うものだけにします
- 紙に書く — インターネット経由では盗めないので、意外と悪くない方法です。ただし付箋をモニターに貼るのは避け、ノートにまとめて引き出しにしまってください。家族に場所を伝えておくと、もしものときに助かります
- Excelファイルに入れる — 手軽ですが、そのままだと危険です。ファイル自体にパスワードをかけ、クラウドに置きっぱなしにしないでください
- パスワード管理ソフトを使う — 1つの合言葉だけ覚えれば、残りは自動で入力されます。数が多い方には最も現実的です
ブラウザ(ChromeやEdge)の保存機能も管理ソフトの一種です。パソコンにログインパスワードをかけていることが前提になりますが、何も対策しないよりはずっと安全です。
二段階認証は「かけておく」だけで効きます
パスワードが漏れても、もう一段の確認があれば侵入を止められます。これが二段階認証(2要素認証)です。
- まずメールとネット銀行、ネット通販から — メールを乗っ取られると、他のサービスのパスワード再設定まで通されてしまいます。優先度は一番です
- 受け取り方はSMS(ショートメール)が手軽 — 設定画面に「セキュリティ」や「ログインの2段階認証」という項目があります
- 回復用のコードは印刷して保管する — 機種変更で受け取れなくなったときの命綱です
- 設定にかかる時間は1件5分程度 — 一度かけてしまえば、以降は毎回聞かれるわけではありません
使い回しをやめる順番
全部を一度に変えようとすると挫折します。重要な順に、少しずつで構いません。
- 1週目:メール — すべての入口です。ここだけは今日変えてください
- 2週目:ネット銀行・証券 — 金銭に直結します
- 3週目:通販サイト — カード情報が登録されている場所です
- 4週目以降:SNSとその他 — 使っていないサービスは、この機会に退会するのも手です
変更したら、その場でメモか管理ソフトに記録します。「あとで書く」は必ず忘れます。偽の警告画面からパスワードを聞き出す手口もありますので、サポート詐欺の見分け方もあわせてご覧ください。
忘れてしまったときは
思い出せなくなっても、たいていは自分で戻せます。慌てて何度も入力すると、一時的にロックされて余計に時間がかかります。3回外したら手を止めてください。
- ログイン画面の「パスワードをお忘れですか」から再設定する — 登録したメールアドレスに再設定用のリンクが届きます
- そのメールが受け取れるか先に確かめる — 昔のプロバイダのアドレスで登録していて、今は見られないというケースが非常に多いです
- 電話番号でも受け取れる場合がある — メールが使えないときの代替手段として、登録済みの番号を確認しておきます
- Windowsのログインパスワードは別扱い — Microsoftアカウントなら他の機器から再設定できますが、機器だけのローカルアカウントの場合は復旧が難しく、初期化が必要になることもあります
再設定できたら、その足で登録メールアドレスと電話番号が今も使えるものかを見直しておくと、次に困りません。
まとめ
- 複雑さより長さ。12文字以上、重要なものは16文字を目標にする
- サイトごとに変える。使い回しは1か所の漏えいが全滅につながる
- 紙にまとめて引き出しにしまうのは、実用的で悪くない方法。モニターへの付箋は避ける
- メール・ネット銀行・通販には二段階認証をかける。回復用コードは印刷して保管
- 変えるのはメールから。1週間に1サービスずつで十分
創業20年、名古屋市北区清水のパソコンショップエムズでは、パスワードの整理や二段階認証の設定を、画面を一緒に見ながらお手伝いしています。出張サポートにも対応しています。
なお、当店がお客様のパスワードをお預かりすることはありません。設定はご本人に入力していただき、私どもは手順をご案内する形をとっています。
お問い合わせ:0120-862-155
設定や操作でつまずいたときは
パソコンの出張サポート
ご自宅・事務所に伺って、その場で設定します。
ご相談事例
実際にお受けしたご相談と、どう解決したかをまとめています。
名古屋市北区清水のパソコンショップエムズです。創業20年、ご相談・お見積りは無料です。お問い合わせ:0120-862-155
