中古パソコンのWindowsは、ほぼ全部が「Pro」です|HomeとProの違いと、個人で使うときに気にすること【名古屋市北区・パソコンショップエムズ】
中古パソコンの商品ページを見ていると、OSの欄に「Windows11 Pro」と書かれていることがほとんどです。新品の家庭向けパソコンは「Home」が多いので、「Proって業務用のことだろうか」「個人で買っても大丈夫なのか」と気になる方は少なくありません。
結論から書くと、個人のお使い方で困ることはまずありません。ただし、知らないまま触ると戸惑う部分が一つだけあります。名古屋市北区のパソコンショップエムズで店頭によくいただくご質問をもとに、在庫を実際に数えた結果とあわせて整理します。
エムズの在庫69台のうち、68台がWindows 11 Pro
まず実態からです。2026年11月2日の時点で、オンラインショップに並んでいる在庫は69台。その内訳を一台ずつ確認すると、次のようになっていました。
- Windows 11 Pro ── 68台
- Windows 11 Home ── 1台
ほぼ全部がProです。これは品ぞろえの方針ではなく、仕入れの入口から決まっている結果です。エムズはもともと法人向けのOA機器販売が本業で、中古パソコンも会社で使われていた機種が中心になります。会社で配るパソコンは、社内ネットワークへの参加やセキュリティ設定をまとめて管理する必要があるため最初からProが選ばれていて、その機種が入替やリース明けで出てくるからです。
この立ち位置そのものは、中古パソコンは「もともと法人向け」の機種を選ぶと外しにくいでくわしく書いています。
HomeとProは、どこが違うのか
エディションはMicrosoftが機能で分けているもので、違うのは主に会社で使うことを想定した管理機能の有無です。おもなものを並べます。
| 機能 | Home | Pro | 個人で使うときの意味 |
|---|---|---|---|
| BitLocker(ドライブの暗号化の管理) | なし | あり | 持ち歩くノートなら役に立つ |
| リモートデスクトップの受け側(外から操作される側) | なし | あり | 自宅のパソコンを外から使いたい人だけ |
| グループポリシーエディター | なし | あり | ふつうは使わない |
| Hyper-V(仮想マシン) | なし | あり | 開発や検証をする人だけ |
| 社内ネットワーク(ドメイン)への参加 | なし | あり | 会社で配られるときに必要 |
| 更新プログラムの延期設定 | なし | あり | 触らないほうが安全 |
| ふだんの操作・見た目・付属アプリ | 同じ | 同じ | 違いはない |
ふだんの使い方はまったく変わりません。メール、インターネット、Word・Excel、写真の整理、オンライン会議。どれも差はなく、「業務用だから個人には重い」ということも、動作の速さへの影響もありません。
個人の使い方で実際に効くのは二つだけ
一つめはドライブの暗号化です。パソコンを持ち歩く方や、仕事の書類を入れて外に出る方には意味があります。万一落としたり置き忘れたりしたとき、中のデータを読み取られにくくなります。Proにはこの管理機能(BitLocker)が入っています。
二つめはリモートデスクトップの受け側です。自宅に置いたパソコンを外出先から操作できます。Homeは「操作する側」にはなれますが「操作される側」にはなれません。なお在宅勤務で自宅から会社のパソコンへつなぐ場合は会社側がProであれば足りるので、ご自宅の機械は関係ありません。この二つを使わないなら、差は実質ありません。
Proだからこそ、気をつけたいこと
困ることはまずないと書きましたが、知らないまま触ると戸惑う部分が一つあります。暗号化です。
暗号化を自分で有効にしたら、回復キーを必ず控える
ドライブの暗号化を有効にすると、「回復キー」という長い数字の列が発行されます。ふだんはサインインするだけで使えますが、パソコンの部品を交換したとき、起動の設定が変わったとき、サインインの方法を変えたときなどに、このキーを求められることがあります。
控えが無いと、ご自分のパソコンなのに中のデータへたどり着けなくなります。パスワードを忘れたときのように「こちらで解除する」方法はなく、キーが無ければ私たちでも開けられません。有効にするなら、回復キーを紙に書くか、Microsoftアカウントに保存されていることを自分の目で確かめてからにしてください。お渡しの時点で暗号化が有効になっていることはなく、必要になったときにご自分で有効にする機能です。
更新プログラムの延期は、無理に触らない
Proには、Windowsの更新を一定期間先に延ばす設定があります。会社で更新のタイミングをそろえるためのものなので、ご家庭や個人のお仕事では、修正が当たらないまま使い続けることになりがちです。初期の状態のままにしておくほうが安全です。
「前に使っていた会社の設定」は残っていないか
会社で使われていた機種と聞くと、前の持ち主の設定やデータが気になると思います。エムズでは販売する前に専用ソフトでデータを消去したうえで、OSを入れ直しています。そのため社内ネットワークへの参加設定や、前の会社が入れていた管理の設定は引き継がれません。お渡しするのは、ご自分のアカウントで最初から設定していただく状態のパソコンです。
あわせて、全台を起動して、キーボードや端子まで動作を確認してからお出ししています。ただし、SSDやドライブの専用の書き込みテストは行っていません。以前からこの方針で、そのかわり万一、通常のご使用の中で不具合が出た場合は、1か月保証で無償の修理または交換をいたします。
反対に、ご自分のパソコンを手放す側になったときのデータの扱いは、パソコンを修理や買取に出す前に、データまわりでやっておくことにまとめています。買取のご相談はパソコン買取のページをご覧ください。
買う前に、商品ページのどこを見ればよいか
「OS」の欄を見る。表記のゆれは気にしなくてよい
商品ページの仕様表には「OS」の欄があり、「Windows11 Pro」「Windows 11 Pro」「Windows11Pro」などと書かれています。空白や大文字小文字がそろっていないことがありますが、中身は同じWindows 11 Proです。登録した時期によって書き方が違うだけです。
むしろエディションより先に見ていただきたいのは、CPU、メモリ、ストレージ、画面の大きさです。使い勝手に直接ひびくのはこちらで、エディションの差が効く場面はかなり限られます。CPUの見方は中古パソコンのCPUはどう選ぶかに、ネットワークまわりは中古パソコンは家のインターネットにそのままつながるかにまとめてあります。
いま使っているパソコンのエディションを調べる方法
買い替えで「今と同じにしたい」という方は、先に確かめておくと比べやすくなります。
- キーボードのWindowsキーとRを同時に押し、出てきた枠に winver と入力してEnter。表示された窓にエディションが出ます
- 設定を開き、「システム」の一番下にある「バージョン情報」を開く。「エディション」の行に書かれています
ここが「Home」なら、在庫に並ぶProは今より機能が多い側です。少なくなる方向ではありません。
いまの在庫の内訳(2026年11月2日時点)
エディション以外も一台ずつ数えました。在庫はすべて1点限りで売れると入れ替わるため、ご覧になる時期によって数は変わります。
| 項目 | 内訳(全69台) |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro 68台/Windows 11 Home 1台 |
| 形 | ノート 65台/デスクトップ 4台 |
| メーカー | Panasonic 35台/HP 14台/TOSHIBA 8台/FUJITSU 5台/DELL 3台/Lenovo 2台/NEC 2台 |
| メモリ | 8GB 46台/16GB 17台/12GB 1台/4GB 3台(2台は記載なし) |
| ストレージ | SSD 256GB 52台/512GB 7台/240GB 4台/128GB 3台/256GB+HDD1TB 1台(2台は記載なし) |
| Office | 2024 42台/2019 25台/2021 1台/記載なし 1台 |
パナソニックが半分以上を占めるのも、法人で配られていた機種が中心であることの表れです。レッツノートの向き不向きはエムズの中古パソコンは、半分以上がパナソニックのレッツノートですに書きました。Officeの版の違いは中古パソコンに付いてくるOfficeは「2019」と「2024」で何が違うかをご覧ください。
よくあるご質問
HomeのパソコンをProに変えられますか
Microsoftからライセンスを買い足せば上げること自体はできます。ただ費用を払ってまでProにする必要があるのは、暗号化やリモートデスクトップの受け側を使いたい場合に限られます。なお、エムズでこのアップグレード作業を代行するサービスは行っていません。
Proのほうが値段は高いのですか
68台がProという状態なので、そもそも比べられるほどHomeの在庫がありません。値段はエディションではなく、機種・構成・状態によって1台ずつ違います。
Windows 10のパソコンは置いていますか
2026年11月2日時点で、在庫69台はすべてWindows 11です。Windows 10はサポートが終わっているため、長く使う前提のお客様には11をおすすめしています。延長の仕組みとそのあとの選び方はWindows 10のサポート終了から1年にまとめました。
買う前に、実際の画面を見られますか
はい。名古屋市北区清水の店頭に実機がありますので、電源を入れた状態をご覧いただけます。OSの表記が気になるときも、現物の「バージョン情報」で一緒に確認できます。来店から使い始めるまでの流れは中古パソコンを買いに行く前にに、場所と地図は店舗案内に載せています。
設定で分からないことがあったら
店頭でのご相談のほか、ご自宅での作業が必要な場合は出張サポートもあります。費用は名古屋市内で5,000円から(税抜)です。くわしくはパソコンの出張サポートをご覧ください。修理のご相談はパソコン修理のページからどうぞ。
まとめ
- エムズの在庫69台のうち68台がWindows 11 Pro。会社で使われていた機種が中心だからこうなる
- HomeとProで、ふだんの操作・見た目・速さは変わらない
- 個人で効くのは「ドライブの暗号化」と「リモートデスクトップの受け側」の二つだけ
- 暗号化を自分で有効にするなら、回復キーの控えを先に用意する
- 販売前に専用ソフトでデータを消去し、OSを入れ直しているので、前の会社の設定は残らない
- OSの欄の表記のゆれは気にしなくてよい。先に見るのはCPU・メモリ・ストレージ
「Proと書いてあるけれど個人で大丈夫か」は店頭でもよくお受けするご質問です。答えは「大丈夫です、むしろ機能は多い側です」。気になる点は現物を前にして一つずつ確認するのが一番はっきりします。在庫の一覧はオンラインショップで、お店の考え方やよくあるご質問は名古屋の中古パソコン販売のページにまとめてありますので、どちらもお気軽にのぞいてみてください。
