中古パソコンに付いてくるOfficeは「2019」と「2024」で何が違うか|サポート期限と、商品ページに書いていないこと【名古屋市北区・パソコンショップエムズ】
名古屋市北区のパソコンショップエムズです。中古パソコンの商品一覧を見ていると、スペックの最後に「Office2024」「Office2019」といった表記が並んでいます。どちらも「Officeが付いている」ことは同じですが、この数字の違いは、使える期間と中に入っているアプリの両方に関わってきます。
お店でも「Office付きですか」と聞かれることは多いのですが、「どの版ですか」まで聞かれることはあまりありません。買ってから数年使うものですから、ここは見ておいて損がない1行です。
まず、在庫の実際の数字
2026年11月1日の時点で、オンラインショップに出ている在庫は68台でした。この68台のOfficeの表記を1台ずつ数えると、次のようになっていました。
| Officeの表記 | 台数 | サポートの状況 |
|---|---|---|
| Office 2024 | 42台 | サポート期間中 |
| Office 2019 | 25台 | サポート終了済み |
| Office 2021 | 1台 | 2024より先に期限が来ます |
| 記載なし | 0台 | — |
つまり、いま店に並んでいる中古パソコンは、68台すべてにOfficeが付いています。そして6割強が2024、4割弱が2019という割合です。あわせてOSも数えましたが、こちらは68台すべてがWindows 11で、うち67台がProでした。中古だからWindows 10が混ざっているのでは、という心配はいまの在庫には当てはまりません。
在庫は1点限りで日々入れ替わりますので、この数字は今日時点のものです。最新の並びはオンラインショップの在庫一覧でご確認ください。
2019と2024の一番大きな違いは「サポート期限」
Office 2016・2019は2025年10月14日で終わりました
マイクロソフトは、Office 2016とOffice 2019のサポートを2025年10月14日で終了しました。これは、同じ日にWindows 10のサポートが終わったのと同じタイミングです。Windows 10の話は大きく報道されたので覚えている方も多いと思いますが、Officeのほうは意外と知られていません。
Windows 10については個人向けの延長措置があり、そのあたりはWindows 10のサポート終了から1年、そのあとを見据えた選び方で整理しています。ただOffice 2019には、こうした個人向けの延長はありません。2025年10月でそのまま終わっています。
Office 2024は2029年10月まで
一方のOffice 2024は、マイクロソフトの公表では2029年10月9日までサポートされます。今日から数えるとまだ3年ほど残っています。中古パソコン本体の寿命の目安(中古パソコンは何年使えるかで書いたとおり、おおむね3〜5年を見ていただくことが多いです)と、ちょうど同じくらいの長さになります。
Office 2021も在庫に1台ありますが、2021は2024より先に期限が来ます。気になる場合は、その1台について店頭でお尋ねください。
「サポート終了」で起きること、起きないこと
ここが一番誤解されやすいところなので、分けて書きます。
| 起きないこと | 起きること |
|---|---|
| ある日突然開かなくなる、ということはありません。WordやExcelはこれまでどおり起動して、保存も印刷もできます | 不具合やセキュリティの穴が見つかっても、修正プログラムが出なくなります |
| 作ったファイルが消えたり、読めなくなったりはしません | マイクロソフトの問い合わせ窓口でのサポートが受けられなくなります |
| 新しいパソコンに入れ替える義務が生じるわけでもありません | 新しい機能や、新しいファイル形式への対応は追加されません |
要するに、使えなくなるのではなく、直してもらえなくなるということです。ここをどう受け取るかが、2019でいいのか2024にすべきかの分かれ目になります。
では、Office 2019の中古パソコンは避けるべきなのか
結論から言うと、用途で分かれます。一律に「2019はだめ」とも「どちらでも同じ」とも言えません。使い方ごとの目安を表にしました。
| 使い方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 仕事で、社外の人とファイルをやりとりする | 2024 | 修正プログラムが出続けていることが前提になる場面があります。取引先の指定がある場合もあります |
| 会社の事務で、何台かまとめて入れ替える | 2024 | 数年後に全台やり直しになると手間も費用も大きくなります |
| 家計簿・住所録・町内会の名簿など、自分の中で完結する作業 | 2019でも十分 | 外に出さないファイルであれば、受ける影響は小さいです |
| 子どもの学校の提出物や、資格の勉強 | どちらでも | 提出先の指定がなければ、2019でも問題になることはほとんどありません |
| 予算をできるだけ抑えたい | 2019を検討 | 同じようなスペックで価格が下がっていることがあります |
商品ページに書いていないこと
ここは正直にお伝えしておきたいところです。エムズの商品ページには「Office」という欄があり、そこには「Office2024」「Office2019」という版の数字までしか書いていません。実際に全68台の商品ページを確認しましたが、エディション(PersonalなのかHome & Businessなのか)はどの台にも記載がありませんでした。
なぜそれが問題になりうるのか
買い切り版のOfficeは、エディションによって入っているアプリが違います。おおまかには次のような分かれ方です。
- Personal系 … WordとExcelが中心。PowerPointは入りません
- Home & Business系 … WordとExcelにPowerPointが加わります
- Outlook(メールソフト)が入るかどうかも、エディションによって変わります
つまり「PowerPointで資料を作りたい」「Outlookでメールを見たい」という目的がある方は、版の数字だけでは判断できません。ここは必ず、現物の画面で何が入っているかを確認してからお決めください。店頭であれば、その場でスタート画面を開いて一緒に見ることができます。
お電話やお問い合わせフォームでも、商品番号をお伝えいただければお調べします。ただし、込み入った確認は現物を見てからのご案内になることがあります。ご来店前の流れは中古パソコンを買いに行く前ににまとめてあります。
Officeを別に用意したいときの三つの道
「本体は気に入ったけれど、付いているOfficeが2019だった」というときの選択肢です。買い切りかサブスクかという大きな比べ方は中古パソコンとOffice、どう決めるかで書きましたので、ここでは2019付きの本体を前提に整理します。
1. Microsoft 365(月額・年額)を契約する
常に最新の版が使えるので、サポート期限を気にしなくてよくなります。複数台で使える契約もあるため、家族で2台3台使っているご家庭や、スマホ・タブレットでも開きたい方には向きます。反面、使い続けるかぎり費用が発生します。
2. 買い切りの新しい版を別に買う
一度払えばその版を使い続けられる形です。2019付きの本体を安く買って、ここで新しい買い切り版を足すと、結果として2024付きの本体を買うのと近い金額になることもあります。どちらが安いかは、その日の在庫の価格差によって逆転します。気になる組み合わせがあれば、店頭で両方の金額を並べてみてください。
3. 無料の範囲で済ませる
マイクロソフトは、WordやExcelをブラウザで使える無料の版を用意しています。Microsoftアカウントがあれば使えて、ファイルの読み書きもできます。機能は制限されますが、「もらったファイルを開いて、少し直して返す」程度であれば足りることが多いです。無料の互換ソフトを入れる方法もあります。
ただし無料の範囲で済ますかどうかは、インターネットに常につながっている環境かどうかにも左右されます。回線まわりの確認点は中古パソコンは家のインターネットにそのままつながるかにあります。
Officeの版は、値段にどう響くか
中古パソコンの価格は、CPUの世代・メモリ・ストレージ・外観の状態など、いくつもの要素が重なって決まります。Officeの版もその一要素です。ただ、Officeだけで価格が決まるわけではありません。
たとえば「2019付きで安い」ように見えても、CPUが古い世代で、結果として使える期間が短いということもあります。逆に「2024付きで高い」ものが、CPUもメモリも新しくて、長く使えるぶん割安ということもあります。価格差の読み方は中古パソコンの値段は何で決まるのか、CPUと世代の見方は中古パソコンのCPUはどう選ぶかをあわせてご覧ください。
エムズの仕入れの考え方は、もともと法人向けのOA機器販売が本業だったこともあって、次のような下限を置いています。
| 項目 | 仕入れの目安 |
|---|---|
| CPU | Core i5以上 |
| 世代 | 第10世代以降が中心(それ以前のものは価格を下げてご提供) |
| メモリ | 8GB以上を中心に |
| ストレージ | SSD搭載。256GB以上を中心に仕入れています |
| 検品 | 全台を起動し、キーボードや端子まで動作を確認(SSDやドライブの書き込みテストは行っていません) |
| 保証 | お渡しから1か月の動作保証。パソコン代金の+5%で1年、+10%で3年に延長できます |
保証は「通常のご使用の中で機器のトラブルが起きた場合に、無償で修理または交換」という内容です。落下や水没は対象外になります。
店頭で5分でできる、Officeまわりの確認
現物を前にしたときに見ていただきたいのは、次の5点です。
- 版の数字を確認する … 商品の札や商品ページの「Office」欄の2024/2019
- スタート画面を開いて、アプリの並びを見る … Word・Excelのほかに、PowerPointやOutlookがあるかどうか
- 実際にWordを開いてみる … 起動の速さは、CPUやメモリの余裕も含めた体感です
- 使い始めるまでの手順を聞く … お渡し後にサインインなどの操作が必要かどうか
- 手持ちのファイルを持って行く … USBメモリに入れて持参いただければ、その場で開いて確認できます
5番は意外と効きます。長年使っている家計簿のExcelや、町内会の名簿など、いつも開いているファイルが問題なく開くかどうかが、一番確かな確認方法です。
よくあるご質問
Office 2019が入っている中古パソコンは、いまも販売していいものなのですか
はい、販売自体に問題はありません。サポートが終わっているのは「不具合やセキュリティの修正が出なくなった」という意味で、ソフト自体が使えなくなったわけではありません。そのうえで、お客様の使い方に合うかどうかをご相談しながらお決めいただいています。
Office 2019が入ったパソコンを、あとから2024にできますか
新しい版を別に用意して入れ替える形になります。買い切り版を買い足すか、Microsoft 365を契約するかのどちらかです。本体を買い替える必要はありません。
商品ページにOfficeと書いてあれば、Wordは必ず入っていますか
WordとExcelはどのエディションにも入ります。入っていないことがあるのはPowerPointとOutlookです。この2つが必要な方は、必ず現物で確認してからお決めください。
Officeが付いていない中古パソコンはありますか
2026年11月1日時点の在庫68台には、Officeの記載がないものはありませんでした。ただし在庫は1点限りで入れ替わりますので、そのときどきで変わります。
家族のパソコンもまとめて見てほしいのですが
店頭にお持ちいただければ一緒に確認します。動かせない・持ち出しにくいという場合はパソコンの出張サポートもあります(名古屋市内5,000円〜・税抜)。すでに調子が悪いものがあればパソコン修理のページもご覧ください。
買う前に、版の数字をひと目見る習慣を
Officeは、中古パソコンのスペック表の中ではいちばん地味な欄です。けれども、版の数字ひとつで「あと3年はそのまま使える」のか「もう修正プログラムは来ない」のかが分かれます。金額に直すと数千円から1万円台の話になることもあり、見ておく価値のある1行です。
どの版を選ぶべきか迷ったら、使い方をお聞かせください。「何に使うか」が決まれば、ほとんどの場合はその場で絞れます。実機を並べてご覧いただける店の強みは、まさにこういうところにあります。名古屋の中古パソコン販売のページには、エムズの在庫の考え方と来店の案内をまとめてありますので、はじめての方はこちらからどうぞ。
店舗は名古屋市北区清水にあります。場所・営業日は店舗案内をご確認ください。使わなくなったパソコンの買取も承っています(査定は無料、その場で現金でお支払いしますが、現金のご用意の都合がありますのでご予約をお願いしています。出張買取は行っておりません)。
